梅雨時に起こりやすい症状

6月と言えば、『梅雨』。

暑さに加えて、「湿気」が私達のカラダに大きく影響してくる季節です。
東洋医学では、この「湿気」は「湿邪(しつじゃ)」と呼ばれる邪気となって、
私達の体に大きく影響してきます。

湿邪の影響を受けると、以下のような症状が現れてきます。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 下痢
- むくみ
- 関節痛
- 頭痛
- めまい
- イライラ
- 不眠

急に疲れが出て、「やる気」がなくなったり、「むくみ」や「めまい」が起こって ビックリされる方も多いと思います。
そんな時は
昔から、
- 藿香正気散(かっこうしょうきさん):胃腸の調子を整え、湿邪を排出する効果があります。
- 五苓散(ごれいさん):利尿作用があり、むくみや水太りなどに効果があります。
- 六君子湯(りっくんしとう):胃腸の働きを助け、体力を回復させる効果があります。
これらの漢方が選択されることが多いですが、
最近は冷たい物の摂りすぎで内臓の冷えが強かったり、
食事・生活習慣・ストレス過多で胃腸の働きが悪い方が多く
まずは胃腸を立て直すことで体調が回復される方が多いです。

また、大したことはないと湿邪の状態を放置しておくと、
さらに『水毒(すいどく)』と言って、
心不全や腎不全、肺水腫など重篤な症状を起こすこともあるので、

少しでも気になる症状がある方は、早めにご相談くださいね。

