金沢漢方店　佳子の部屋　第197・2022年5月号

老若男女問わずダイエットのご相談は多いのですが、　　　　　　
なかには､「太りたいのに太れない」という声も聞かれます。
太れないんだけど、どうしたらいい？
年々痩せていくんだけど、どこか悪いのかしら？
という方もいらっしゃいます。
ダイエットをされてスルスルと痩せていかれますが、
今度はこのまま痩せて大丈夫なの？食事量少なくない？
と心配の内容が変わってきます。

ダイエットを機会に食事を整えていくと体重は、
ある年代をピークに痩せていくというのはごく自然な現象です。
その理由は、年齢と共に自然と筋肉量や骨量、
そして細胞に取り込まれる水の量が減り体全体の質量が減少するから。

ホルモンバランスが崩れる更年期から更に体重が増えてしまうと、
心臓に負担がかかる為、高血圧や糖尿病などの生活習慣病に加え、
腰痛やひざ痛、関節の痛みなどの不調が出やすくなります。

人の細胞は常に入れ替わっています。
例えば、胃の粘膜細胞は3日で入れ替わり､ずっと同じでいることはないのですが、
頭の中の思考や今までの生活習慣はなかなか変わらないものですね。
年齢を重ねても健康生活を送るバロメーターは､
どこにも痛みがなくいつまでも軽やかに動けること♪
そして、心も一緒に軽くしちゃいましょ♪
だって春ですもん♫

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著作者：薬剤師・北村佳子

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