佳子の部屋　第190・2021年10月号

季節の移り変わりと共に、店頭にいらっしゃる方々の声が見事にそろってきます。

「最近、○○がヒドくて悩んでるんだけど、なんとかして～」

まるで皆んな一緒に暮らしているかのように(笑)
不思議と､ご相談の内容が被っています。

今の時期は、『肺』と『大腸』が弱る時期。
咳がコンコン出たり、痰が絡んだり、悪い物を食べた訳でもないのに下痢をしたり、
逆にウンチがコロコロと便秘になったり。

思い当たる症状は、ありませんか?

ちなみにこれから気温が下がってくると、『腎』と『膀胱』が弱り、
夜中のトイレが増えたり、残尿感が出てきたり、腰痛や膝痛の他、
耳鳴り、難聴など耳の不調も出やすくなってくるので注意を！

この占い師のような種明かし、実は先人達の知恵により、
東洋医学は季節によって起こりやすい症状が現代にも伝えられています。

そもそも古来より人間は自然の一部だという証拠ですね♬

旬な食べ物を摂ったり、早寝早起きを心がけたり、
生活リズムを自然界に近づけることで自然治癒力が発揮され、
毎日を元気なカラダで過ごせる様に先人達の願いがこめられています。

季節に合わせた養生法や元気の作り方は、先人達の知恵と願いを
いまも継承する「ヴィータ」がお手伝いさせて頂きますね ♬

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著作者：薬剤師・北村佳子

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