「ミイラになったブタ」。
この本は、小学生の図書コーナーにあった自然界の不思議が書かれた1冊。
少しドキっとするタイトルですが、子どもの頃ふしぎに思った自然界の疑問に対して『自然界の生きたつながり』として丁寧に説明してくれています。
森の中に動物の亡骸を殆んど目にしない不思議から、肉体はどのように変化していくのかを調べた生態学者はこう言います。
生き物はすべて分子というものでできている。
そして、分子は元素が複雑につながったものであり、分解者(自然界の掃除屋さん)と呼ばれる生き物は、分子をこわして元素に変え土や大気中に戻し、その元素がまた再び生き物に使われるように働いている事を発見した、と。
しかも元素そのものは生き物すべてに共通し、姿かたちを変えて存在しているだけという事実において『自然界には無駄な存在は無く、すべてがつながっている』というのがこの本が伝えたいほんとうのメッセージ♪
私たち人間も自然界の一部です。
しかも地球上において一番影響力のある存在である私たちが『自然界のつながり』を無視して自らの存在さえも、「ぞんざい」に不当に自分に冷たく扱ってきたのだとしたら?
あなたが誰かを愛おしいと想う気持ち以上に、自分を大切に愛おしい存在だと気がついた時に初めて、争いのない平和な世の中へと自然界の流れが上手く循環していくのかもしれませんね(๑>◡<๑)
お問い合わせ