お風呂上がりの“クラッ”は危険信号。ヒートショックを防ぐ「温度」と「食事」の知恵|薬剤師が教える冬の安全対策

ヒートショック

この記事のまとめ

お風呂の温かさが恋しい季節ですが、同時に「ヒートショック」の危険も高まります急激な温度差は血圧を乱し、命に関わることも。

漢方では、この背景に「冷え」と「血の巡りの悪さ」があると考えます。 この記事では、今日からできる「家の中の温度差対策」と「体を温める食養生」を薬剤師が解説。 物価高の今だからこそ、お金をかけずに知恵を使って、大切な家族と自分を守る方法をお伝えします。

【本文】

こんにちは。金沢市の漢方薬局「いのちのくすりヴィータ」で薬剤師の北村佳子です。

金沢の冬も本番を迎え、雪吊りの景色が美しい反面、朝晩の冷え込みが本当に厳しくなってきましたね。

「寒い寒い!」と急いで服を脱ぎ、熱〜いお風呂にザブンと浸かる…。

至福の瞬間のように思えますが、実はこの習慣、冬の体にとっては「命がけ」の行為になってしまうことがあるのです。

「ヒートショック」という言葉をよく聞くようになりましたね。 急激な温度の変化によって血圧が乱高下し、失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす、冬場の恐ろしい事故です。

昨今は光熱費も食費も高騰し、生活を守るだけで精一杯。

「暖房費を節約しなきゃ」と、脱衣所や廊下を寒いままにされているご家庭も多いかもしれません。

ですが、ご自身やご家族が健康でなければ、日々の暮らしそのものが立ち行かなくなってしまいます。

今回は、お金をかけずに少しの工夫でできる「命を守る入浴法」と、体を内側から温める漢方の知恵についてお話しします。

お風呂

なぜヒートショックは起きるの?漢方から見る「冷え」の正体

ヒートショックは、暖かい部屋から寒い脱衣所へ移動し(血管が縮む・血圧上昇)、さらに熱いお湯に浸かる(血管が広がる・血圧急降下)という、ジェットコースターのような血圧変動が原因で起こります。 漢方では、このリスクを高める背景に「冷え」と「血の巡りの悪さ」があると考えます。

  1. 寒さによる「陽気(ようき)」の不足 :体を温めるエネルギーである「陽気」が不足すると、寒さに対する防御力が弱まります。すると血管が縮こまりやすくなり、急な温度変化に対応できなくなってしまうのです。
  2. 加齢による「腎(じん)」の衰え: 漢方でいう「腎」は生命力の源。年齢とともにこの働きが低下すると、体温調節機能や血圧をコントロールする力が弱まります。ご高齢の方がヒートショックを起こしやすいのは、この「腎」の弱りも関係しています。

今日からできる!お金をかけない「命の守り方」

ヒートショック予防の基本は、家の中の「温度差をなくす」こと。そして「体をびっくりさせない」ことです。

  • 入浴前のひと工夫: シャワーを使って高い位置からお湯を浴槽に入れ、湯気で浴室全体を温めておきましょう。脱衣所に小さなヒーターを置くのも有効ですが、難しい場合は、お風呂の蓋を開けて脱衣所のドアを少し開け、暖気を入れるだけでも違います。
  • お湯は「ぬるめ」が鉄則 熱いお湯(42℃以上)は心臓への負担大です。38〜40℃のぬるめに設定しましょう。
  • かけ湯をしっかりと: 心臓から遠い足先や手先からかけ湯をし、体に「今からお湯に入るよ」と合図を送ってから、ゆっくりと浸かってください。

ヒートショックの原因

内側からボイラーを燃やす「食養生」

外からの対策に加え、体の内側から熱を生み出す食事も大切です。 スーパーで買える身近な食材が、立派な薬になります。

  • 根菜類と薬味: 生姜、ねぎ、かぼちゃ、ごぼうなどは、血流を良くし、体を芯から温めます。
  • 発酵食品: 朝一杯のお味噌汁は、最高の「飲む点滴」であり「温め薬」です。
  • 飲み物の選び方: 冬でも冷たい水やビールを飲んでいませんか?内臓を冷やすと、全身の巡りが一気に滞ります。温かいお茶や白湯、スープを選びましょう。

温かい味噌汁

「親のことが心配」「自分の体質が不安」…そんな時は

  • 「実家のお風呂が寒くて、高齢の両親が心配…」
  • 「私自身、高血圧気味だから気をつけたいけれど…」

そんな不安を抱えながら、どこに相談していいか分からず一人で悩んでいませんか? 「漢方薬局なんて、病気じゃないのに行ってもいいの?」 「高い薬を買わされそう…」 そう思って、二の足を踏んでしまうお気持ち、よく分かります。 ですが、私たち「いのちのくすりヴィータ」は、地域の皆様の健康を守るための「相談所」です。 私たちの仕事は、決して漢方薬を売ることだけではありません。 あなたやご家族の生活スタイルをお聞きし、「どうすればヒートショックのリスクを減らせるか」「どんな食事や生活習慣が合っているか」を一緒に考え、ご提案すること。 それこそが、薬剤師としての本来の役割だと考えています。 漢方薬を買うことだけが、ゴールではありません。

  • 「お風呂の入り方、これで合ってる?」
  • 「冷え性がひどいから、体質改善の話を聞きたい」

そんな日常会話をしに来てください。 誰かに話すことで、「あ、うちはここを気を付ければいいんだ」と気づきが得られれば、それだけで大きな予防になります。 「話すだけでも、楽になる」 私たちは、本気でご自身とご家族の命を守りたいと願うあなたに、全力で寄り添います。 寒い冬を、家族みんなで安全に、温かく過ごすために。 金沢の地で、あなたの「ちょっと聞いて」をお待ちしております。

▶いのちのくすりヴィータの漢方相談

「いのちのくすりヴィータ」では、薬剤師である北村佳子が、お客様一人ひとりの体質や症状を丁寧に問診し、最適な漢方薬をご提案いたします。

漢方相談では、以下の点を重視しております。

  • 詳細な問診: 現在の症状だけでなく、過去の病歴や生活習慣なども詳しくお伺いします。
  • 体質の見極め: 東洋医学的な視点から、お客様の体質を分析します。
  • 丁寧な説明: 漢方薬の効果や服用方法について、分かりやすくご説明します。

【重要】「漢方相談・エステ」ご予約制と「お薬ご購入」のお客様へのお願い

いつも「いのちのくすりヴィータ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

当店では、お客様お一人おひとりと大切に向き合い、質の高い漢方相談の時間を確保するため【漢方相談・エステは完全予約制】とさせていただいております。

最近、ご予約の相談中などに「お薬の購入のみ」のお客様がご来店され、対応が重なってしまうケースが増えております。

ご予約のお客様をお待たせしないため、また、ご来店いただいた皆様にスムーズに対応させていただくため、改めてご案内申し上げます。

■ 漢方相談(初回・再相談)・エステのお客様 必ず事前にご予約をお願いいたします。

■ お薬のご購入のみのお客様 ご予約は不要ですが、ご予約(相談)のお客様が最優先となります。 スタッフが相談対応中の場合、お待たせしてしまうことがございます。 誠に恐縮ですが、何卒ご了承ください。


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